経済情勢記事一覧

景気の良し悪しによって、相場も変動していきます。それでは、この景気と相場にはどのような関係性があるのでしょう。まず、景気には4つのサイクルがあると言えます。「好景気」と「不景気」、そして、その間に出てくる「回復期」と「減退期」です。それに伴って、相場の流れにも影響が現れます。景気が上向いてくると、企業の設備投資や個人の消費などが増えていき、だんだんと好景気と呼ばれるようになっていきます。金利的には...

金融不安と相場には、密接な関係があります。まず、金融不安ですが、これは銀行や証券会社などの金融機関の経営悪化が引き金となって、その影響が他の金融機関にも広がってしまう事です。記憶に新しいのは、2007年に米国で起こった「サブプライムショック」でしょう。これは、サブプライムローンと呼ばれる低所得者向けの住宅ローンがこげついてしまい、その不良債権を金融機関が膨大に抱えてしまったことが原因でした。金融機...

相場と選挙は一見関係ないようにも思われますが、どうもそうとは言い切れないようです。例えば株式相場。「仕手株」という言葉を聞いた事はあるでしょうか。仕手株とは、マネーゲーム的に株価が吊り上げられる株の事で、仕手筋という特定の集団が意図的に株価を操作し、その差益を稼いでいました。選挙に勝つ為には、やはりある程度の資金が必要になる為、この仕手株を操作して株価を吊り上げ、政治資金にしていたという話は、以前...

政権交代で、相場が大きく動く可能性は否定出来ません。例えば、1995年の「郵政解散・総選挙」。これは、当時の首相小泉氏の下で行われた選挙で、政権が交代した訳ではないのですが、外国人投資家の間ではこれからの「日本は変わる!」という期待感が広がりました。そして、投票日の9月11日直前は12,000円台だった日経平均は、半年後には17,000円台にまで劇的に上昇したのです。この例を見ても判るように、政権...

外国為替相場に影響を与えるものに、米国の「経済指標」が挙げられます。この経済指標の中でも、相場に影響を与える重要なものが、毎月第一金曜日に発表される失業率と非農業部門雇用者数が含まれる「米国雇用統計」です。米国の雇用が悪化していれば、経済の状態は不況であるとの判断からドル安となり、米国の雇用が改善されていれば、経済が安定しているということでドル高の要因となります。一般的な経済指標は、前月の結果と今...

円キャリートレードとは、「円借り取引」とも呼ばれ、低金利である円で投資資金を調達し、それを外貨に換えて、相場商品や証券などの金融資産に投資する手法のことを言います。円キャリートレードは、主に海外のヘッジファンドによって行われていますが、なぜ円が対象とされているのでしょうか。それは、円が低金利通貨だからという理由だけではありません。現在の円は、低金利である事に加えて、将来的な為替相場は円安に振れる可...

一般的に、日本経済が好調な場合には、株価も高く円高になりやすい傾向があります。それは、海外の機関投資家が日本株を購入する場合、まず手持ちのドルを売って円を買う必要があるからです。つまり、ドル売り円買いが行われて円高となるために、株価が高くなれば円高に、株価が安くなれば円安にという関係性が成り立つようになるのです。ただし、為替は株価とのみ連動している訳ではなく、様々な要因で動いています。円高だからと...

為替を動かす要因のひとつに、各国の金利差があります。一般的に、その国が低金利であった場合には、高金利の国の外貨にて運用した方が利益を得ることが出来ます。そのため、低金利の国の場合には、自国の通貨が売られ、為替レートも低下します。逆に、その国が高金利であった場合には、他の国から資本が流入してきますから、自国の通貨が買われ、為替レートも上昇します。これを日本とアメリカに例えて、簡単に説明してみましょう...

「スタグフレーション」とは、景気が不況で停滞しているにも関わらず、物価の上昇、つまり、インフレーションの状態が続いている経済現象のことを言います。stagnation(不況)とinflation(インフレーション)の合成語として、stagflation(スタグフレーション)と呼ばれるようになりました。通常、不況の場合には、供給よりも消費者の需要が少なくなるため、物価が下がり、デフレ現象となります。...

「量的金融緩和」とは、日本銀行が2001年の3月から2006年の3月まで実施していた金融政策のことです。それまでの日銀による金融政策は、主に金利の上げ下げにより実施されていました。日本の景気が良くなれば、金利を上げてお金を借りにくくする金融引き締めを行い、景気が悪くなれば、金利を下げてお金を借りやすくする金融緩和を行っていたのです。バブル崩壊後の日本は、最悪の経済状況であったため、大規模な金融政策...